貿易戦争と大豆先物(金融資産運用設計には関係あるかな)
アメリカの大豆先物
ファイナンシャルプランナーの資格取得にも業務にも関係ないのですが、アメリカの大豆先物の話題をテレビで見たので、覚書きです。
アメリカの商品先物市場に上場している、大豆などの先物がめぐりめぐって世界の経済に影響を与えるんですよね~。
大豆の価格が上がれば、日本でもお豆腐やお味噌、醤油の値上げがあるかもしれませんしね。
シカゴの先物市場のグラフです。
https://www.cmegroup.com/trading/agricultural/grain-and-oilseed/soybean.html
大豆価格はなぜ下がった?関税、経済戦争
今年、2018年の前半は米国と北朝鮮のバトルが激しかったですね。
米朝会談が無事終わり、一段落したら、今度はトランプ大統領は中国にバトルをふっかけました。
中国からの輸入品に関税をかけるぜ!それもめっちゃたくさんだ!
と、こういうバトルです。
理由は「中国って偽物ばかり作ってて知的財産権を犯してるだろ」っていうものです。
もちろん、中国も黙っていなくて、米国からの輸入品に高い関税をかけることにしました。
それで大豆先物価格は、将来を悲観して(?)下がったというわけです。
大豆が売れなくなるからということでしょう。
(インドからの大豆の輸入関税はゼロにするなんてニュースもあるんです)
とにかく、こういうのって、悪いニュースがあると先に下がるのです。
120億ドル規模の緊急支援策が逆に足元を見られることに?
大豆農家の悲鳴をきき、トランプ大統領が120億ドル規模の緊急支援を行いました。
でも、テレビでインタビューを受けていた農家の方は、
「政策の失敗を認めたようなもの」
とかえって冷ややかでした。
大豆も金もけっこう見ます
私自身が、トレーダーからスタートしていることもあり、商品の価格も見るのですが、こんな裏側があるなんて面白いなと思います。
ファイナンシャルプランナーの試験では、金融資産運用設計でROEなんかが出るんですが、株式の評価が決まる周辺情報としても、興味深いところです。