景気ウォッチャー調査を簡単に説明します
景気ウォッチャー調査は、海外でも先進国はほとんどの国が似た調査をしています。
我が国では、内閣府が行っています。
どんな調査?
調査対象となる人にアンケート形式で、景気の肌感覚をきくものです。
調査対象は、地域毎の景気の動向を肌で感じている人で、タクシー運転手、飲食店の経営者、コンビニの店長など2050人です。
アンケート内容は5択式で、
良い
やや良い
どちらとも言えない
やや悪い
悪い
のなかから選びます。
街のコンビニ店長さんなどの実際の感覚なので、真実味がありそうです💧
公表は毎月です。
ただし調査対象の期間は、「現状判断」と「先行き判断」の2とおりです。
現状判断は、現在と3ヵ月前を比べた感覚で5つのなかから選びます。
先行き判断は、見通しとも呼ばれ、現在から2~3ヵ月先はどうなのか、5つのなかから選びます。
飲み屋の親父さんが「おかげさまで最近外国人客が増えたんだよー。そうだなー、やや良いにしとこうかー」なんて解答しているのでしょうね。
景気ウォッチャー調査は役に立つし試験にも出る
景気ウォッチャー調査は、経済活動の最前線にいる個人を対象にした調査なので、個人消費をみるうえで判断材料のひとつになっています。
試験にも出るDI(ディフュージョンインデックス)は、この現状判断を指数化したものです。
投資家にとっての景気ウォッチャー調査
また、投資家にとっても、25日から月末にかけての調査が約一週間後に公表されるので、速報性から投資判断の優れた補助情報になります。
良し悪しのボーダーは50で、上回ると良い、下回ると悪い、となります。